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アコーディオンの特徴

2019/07/21
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楽器にはそれぞれ特徴があります。アコーディオンの特徴は蛇腹です。蛇腹を動かして空気を鍵盤とベースのリードに送り音を出します。

 

楽器を選ぶには色んな要素があります。ある程度弾ける人だと使う用途によって選びます。

一番大きい要素は、『演奏用』か『伴奏用』・・・かな?

私が選ぶ時のポイントを上げてみますね。

 

『演奏用』だと、メロディ部とベース部の音のバランスの良いモノがベストです。

最初に、メロディ・ベース両方のマスターキーボタンを押して、全部のリードを開くように弾いてみて左右の音の出方を見ます。次に、ボタンを順番に押してリードの震え具合を確認するんです。

 

『伴奏用』では、ベース部が大切。重厚音が出るモノがいいですね。

メロディは歌う人が聴こえる程度でもいいですから。確認の方法は、演奏用と同じです。

 

フォルテッシモとピアニッシモの蛇腹操作にリードが付いてくるか。

特にフォルテッシモを出した時に、空気抜けが必要最低限か。も、重要です。

 

空気抜け・・・ってナニ?! と思いますよね~()・・・この単語が正しいかは知りません。私はコウ言っています。

アコーディオンという楽器は、リードにジャバラで空気を送るでしょう?

リードにダケに空気が入ればいいんですが、どうしても回りに抜けちゃうんですよ。

この空気の抜ける量が少ないほど良い楽器なんです。

 

30万円以上の楽器は空気抜けの量が少ないですね。

50万円以上で空気抜けしていたら詐欺です。訴えていいです!()

・・・ありえないですけどね~(苦笑)  つまり、楽器の質は値段に比例します。

100万円前後の楽器は、最初から良い音が出ます。上質の材料を使って丁寧に作られています。

 

初心者の方だと、分からないですよねぇ・・・そこで、最初の1台は演奏経験のある方と一緒に選ぶコトをお勧めします。

中古楽器を楽器店以外で購入するのはチョッと危ないと思うんです。

一番問題なのは、メンテナンスが出来ているかどうかです。

楽器は何年も弾いていないとバランスが狂ってくるんですよ。

前の演奏者の弾き方により、楽器にクセが付いている場合も多いのです。

 

外国から直接購入するのもチョッと危ないかな?と思います。

日本という国は1年間に寒暖の差があり、夏に湿気が多く冬は乾燥していますよね。

アコーディオンの本場、ヨーロッパの地域は1年中乾燥していて寒い地域なんです。

アコーディオンの本体は木製なので、湿気を吸いやすいんです。

ヨーロッパで調整された楽器は、日本で音が出にくいと思います。

 

私は、GT-60をお勧めしていますが、この楽器は日本の風土に合う様に作られていているんです。

さらに! 10万円強というお手頃価格にも関わらず、とても丁寧に作ってあります。

トンボ楽器さんが中国の楽器メーカーと徹底的に技術提携しているんだそうです。

・・・だから、よくある安価な中国製とは雲泥の差でありまする。

 

10万円強・・・安い!・・・とは言っても、いいオネダンです

なんでコンナに高いの~~~と言われます。はい。

え!重さが8?! 重たいよ~~~とも言われますね~(爆笑)

 

アコーディオンは高度な機械的操作で音の出る楽器なんです

特にベースの部分は針金が細かく張り巡らされ、1つのボタンで3枚のリードが開く機械仕掛けになっています。その為、パーツは機械で作れますが、組合せ作業は総て手作業です。

更に、ジャバラの押し引き両方で同じ音が出るようにリードが2重になっているんです。

8㎏前後の重さになるのは当たり前っちゃ~当たり前。

細かい機械仕立てを考えれば、値段が高くなって当然なんですね~

 

いろいろと書きましたが、自分に合った楽器を選んで素敵なアコーディオンライフを楽しんでいただけたら嬉しいです。

ご質問などありましたらどうぞ~ ご質問お問合せOKです。

 

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