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憧れの「フレッド・アステア」その4

2019/06/14
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フレッド・アステアのダンスは本当に素晴らしく、今でも世界中のダンサーの憧れになっています。

欧米ではダンサーに限らず世界中の役者さんがマネをしていると思います。

色々な映画を観ていると、粋でチョッとお茶目な演技の時「この人フレッド・アステアをねらっているな~」って思います。フレッド・アステアの雰囲気が見え隠れしてて可笑しいです(笑)

 

マイケル・ジャクソンもフレッド・アステアになりたかったみたいですね。ミュージックビデオのどれかで「バンド・ワゴン」のワンシーンをパクっていました。

THIS IS ITを観ると、マイケルの姿がフレッド・アステアと重なります。

 

フレッド・アステアが現れると、フワ~~~って画面が明るくなって、何とも言えない柔らかくて暖かい空気が溢れます。

観ていると、幸せな気分になる・・・だから皆憧れたのだろうな~と思います。

 

それに、フレッド・アステアと踊る女優さんは、とっても美しく観えるのです。人間は、誰でも色んな部分を持っていますが自分では良い部分を出せないコトが多いですよね。

フレッド・アステアという人は、共演者が持っている本質みたいな部分を、ふんわりと引き出せる人だったみたいです。アステアといた時はすごく素敵な女優さんだったのに、他の映画では魅力がないなぁ~ なんて、思う事があります。

 

思うに、フレッド・アステアという人は、演出家の目を持つ人だったのでしょうね。彼の感性が作品全体に届いていて、常に必要な場所にハマっているのです。そして、周りの役者さんたちまで必要な場所に動かしてしまう所がすごいですね。

フレッド・アステアは、いつでも身体全体から音楽が溢れていて、その音色に乗せられて共演者が包まれて動いていて、その音色に観客も包まれて幸せな気持ちになる・・・そんな感じがします。

 

私が、このコトを一番強く感じた映画は「渚にて」です。

フレッド・アステアは踊りも歌いもしていないけど、作品全体の核になっています。

その姿からは、色合いや音色が溢れていて、白黒なのにとっても色鮮やかな映画です。

私は、フレッド・アステアの映画の中で、この作品が一番好きです。

 

だから、「フレッド・アステアみたいになりたい!」って心から思っているのです。

フレッド・アステアみたいに、演奏や演技で会場を包めるようになりたいです。

教える時も、フレッド・アステアが共演者から引き出したみたいに、生徒さんの素敵な部分が引き出せたらいいなぁと思います。

これは、永遠の夢です。もっともっと成長して、いつかは叶えたいと思います。

 

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