アコーディオンのストラップ
アコーディオンは、身体に抱えストラップで固定させて弾く楽器です。
アコーディオン用のストラップにはいくつかのサイズがあり、太さと厚みも、演奏の方法によって好みが変わります。
私は、あまり太くなく厚みの無いタイプが好みです。理由は、私は動きの激しいベース操作をする演奏方法なので、太いベルトだと首に当たって痛い(涙) 厚みのあるベルトだと、身体にフィットしないのでベースの動きが鈍る(苦)からです。
新品の外国製アコーディオンを購入すると、楽器専用のストラップがもれなく付いてくるのですが、大抵身体に合いません。そこで、日本製の太くなく厚みの無いストラップを買い直しています。
輸入楽器に付いてくるストラップをは太くて分厚いタイプが多いです。外国の方って身体が大きいのですねぇ(笑) 日本人の身体は、欧米の方に比べて華奢なのですね。
日本では最近、女性のアコーディオン演奏者が増えています。楽器を購入する時にストラップサイズのオプションが付いると嬉しいな(苦笑) などと思っています。
ストラップ締め位置は、演奏者の体格によって変わります。体格とは、身長・身体の厚み・腕の長さ・指の長さ・手首の強さ などです。楽器のサイズと重さによっても変わるのでご注意下さい。
基本的には、2本のベルトの内、左側をキツメに右側をユルメに。鎖骨の少し下辺りに楽器が来るように締めるのが良いと思います。
ご参考までに、私のストラップの締め方です。左側(ベース側)のストラップで楽器を固定し、演奏時は左肩から左腰で楽器がブレないように安定させます。右側は、ストラップを緩めて‘不測の事態’に備えています。
この‘不測の事態’とは何か!!ですが・・・
私はイベント会場などで弾き歩きをする事が多いのですが、子供さんが近寄ってきて楽器を叩く・蛇腹に指を差し込もうとする、という思わぬ事が起きるのです。
目の前で見たことのない楽器が演奏されているのですから、楽器を触りたいと思うのは自然な反応だと思うのですが、結構困ります。特に蛇腹は空気の圧力を使って激しく動かしているので、子供さんの指に怪我をさせてしまうかもしれないと思い青ざめます。この様な理由で、右側のストラップを緩め、何かがあったら何時でもストラップから腕が抜ける様に準備しているのです。
また、右側のストラップを緩めると鍵盤を弾く腕の閾値を広くするので、演奏が楽になると思います。メロディが1オクターブ以上飛んだりする時に便利です。
アコーディオンのストラップは、ご自分の身体に合う物を選び、ご自分が弾き易い締め方をして下さいね。
東京杉並区の音楽教室 ヴォードヴィル・アコーディオン教室