BLOGブログ
BLOG

愛器 ゲリーニ 34鍵MML72ベース

2018/06/22

アコーディオンが上手くなりたくて仕方が無かった頃。望月先生から勧められて購入しました。

イタリアのメーカー「ゲリーニ」の楽器です。重さ8.2㎏。小型アコーディオンです。

 

この楽器は、日本中・・・のみならず海外にまで連れて行きました。

 

以前私は、マジシャンの相方と「マジックとアコーディオン」・・・つまり、アコーディオンのBGMでマジックを見せる・・・というショーをしていました。

ドイツで開かれたマジック・コンベンションのコンテストや、アメリカや台湾などで開かれたコンベンションのゲストとして出演しました。ドイツの時は観客数が2,000人以上でした。あの時は流石に足がガクガク震えました(苦笑)

 

ヨーロッパやアメリカは大陸の気候で乾燥しているのですね。楽器が「ウレシイ!」って言っているような音色を出し物凄く響くのです。自分が急に上手くなった気がして驚きました。楽器の音が日本で弾いている時と全然違います。日本は湿気が多い国なのだと実感しました。

 

また、一度壊れているんです。私の仕事場は屋外が多いのですが、地面が石畳だった事があります。チョッと目を離した隙に誰かに落とされました。

ベースの外側の木の部分が割れて真っ青(大涙目)でしたが、トンボ楽器さんがキレイに直して下さいました(大感謝) 以来、仕事中に楽器から離れた事はありません。

アコーディオンって頑丈な楽器なのですね。アコーディオンの内部は機械仕掛けになっています。その機能の部分が壊れなければ大きなダメージは起きないみたいです。

 

とまぁ、イロイロな経験をしているこの楽器。手持ちの楽器の中で最高の音が鳴っています。リードとジャバラの柔らかさ、本体の木の枯れ具合が丁度よく一致して、この楽器の持つ限界の音が出ています。

アコースティックの楽器は、この楽器の様に長く使い続けると甘く彩り深い音色が出る様になります。ピアノやバイオリンも同じです。

 

現在この楽器は、教室の貸出用楽器として働いています。良い音色の楽器を弾くと耳が育つので、生徒の皆さんがこの楽器を弾く事でご自分の楽器を育てて下さると嬉しいな・・・と思っています。

 

東京杉並区の音楽教室 ヴォードヴィル・アコーディオン教室