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アコーディオンと言えばジャバラ

2018/06/11

アコーディオンといえば、真ん中に付いているジャバラを開け閉めして演奏する姿が印象的です。他の楽器には無い機能なので、目につきますよね。

アコーディオンの中にはハーモニカのリードが並んでおり、ジャバラを使って楽器の中のリードに空気を通して音を出す。という構造の楽器です。

 

ジャバラ・・・蛇腹・・・なれどジャバラ、されどジャバラのアコーディオン

ジャバラの動きが音色を導き ジャバラの動きで空気を変える・・・なんちゃって・・・(笑)

 

とまぁ、ジャバラのお話です。

ジャバラは、アコーディオン演奏の基本です。

「ジャバラに始まってジャバラに終わる」と言われています。・・・ホントかな(苦笑)

 

初めて望月先生に私の演奏を見せた時、「鍵盤やボタンを押しても音は出ないよ」って言われました。

そうなんです。アコーディオンって楽器は、ジャバラで空気を送らないと音が出ないんですね。

 

望月先生のジャバラ操作は絶品でした。

鍵盤やボタンでは出ない微妙な音の変化が、アコーディオンから流れてくるんです。

 

どうやっているんだろう?って思いました。

どんな風に筋肉を動かしているのかな?

どこで力を入れているのかな? どこで力を抜いているのかな?

前から見たり後ろから見たり、イロイロやってみました。

 

あっ・・・私は色んな物を見て観察するのが大好きなんです。子供の頃からのクセでして(笑)

よく「キョロキョロしないの!」って叱られたクチです(苦笑)

友人は私のコトを「究極の観察者」と呼びます(汗)

 

そして、コンナ動きかな? コウやってみたらどうかな? と、イロイロと試してみたんです。

 

あっ・・・更に私は、色んな物を見て分析するのが好きなんです。

自分じゃよく分からないんですが理数系らしいです。

でもね~ 本を読むのもスゴ~~~く好きなんですけどね~

友人は私のコトを「究極の分析屋」と呼びます(大汗)

 

私が一生懸命観察したのは、望月先生が芸人さんだったからです。芸人の世界では「芸は盗め」と言われます。先生にお会いした時に私は芸人の卵だったので、先生から手を取る様に教えてもらえるとは思っていませんでした。教室で習うみたいに教えては下さりませんでしたが、私にはこの形で教えていただく形が向いていたのかな?とも思っています(笑)

 

そんな、観察と分析の末、アコーディオンのジャバラ操作は、力の配分とタイミングだと気が付きました。

ただ広げたり閉じたりするダケでは、気持ちの良い音にならないんです。

最初の頃の私は、ジャバラを大きく動かさなければ大きな音が出ないと思っており、目一杯力を入れてジャバラを開け閉めしていました。力任せにジャバラを引っ張ると、大きな音は出ますが気持ちの良い音じゃなくて騒音になってしまいます。先生が出している柔らかくて甘い音は、フレーズに合わせてジャバラを微妙にコントロールして出していると気付くまでには時間が掛かりました。

今は、必要以上にジャバラを開閉しなくても、私なりの柔らかい音色が響くようになりました。

 

教室を開いて9年目になります。長い方は丸8年通って下さいました。

この頃、8年以上通って下さっている方のジャバラ操作が安定してきました。本当に嬉しいです!!!

だって、私はジャバラ操作が安定するのに15年。楽器を響かせるのに20年かかったんです。

ほぼ半分の時間で出来るようになっているんですよ~ 凄いです。

最近、私は教える才能があるのかも?! と、チョコっと考えるようになりました(苦笑)

 

東京の音楽教室 ヴォードヴィル・アコーディオン教室